髄膜炎,脳脊髄膜炎

髄膜炎ってどんな病気?

髄膜は頭蓋骨と脳の間にある膜で、脳を保護する重要な役割を果たしています。
その髄膜にウイルスや細菌が感染して炎症を起こすのが髄膜炎です。

ウイルスが感染して発症するものを無菌性髄膜炎(ウイルス性髄膜炎)と呼び、細菌が感染して発症するものを細菌性髄膜炎(化膿性髄膜炎)と呼びます。

無菌性髄膜炎は約7日で完治し、後遺症もありませんが、細菌性髄膜炎は死亡することもあり、死亡率約30%、後遺症も約30%の人にみられます。

髄膜炎の症状と治療法

髄膜炎の症状は、発症の原因となる感染したウイルスや細菌によって大きく違います。

無菌性髄膜炎(ウイルス性髄膜炎)

症状

無菌性髄膜炎は乳幼児や乳児、子供に多くみられます。
主なウイルスにコクサッキーウイルスや、エコーウイルス、おたふくかぜのウイルスであるムンプスウイルスなどがあります。

症状に発熱・頭痛・嘔吐などがあり、幼児や子供〜大人には髄膜の刺激による項部硬直やケルニッヒ徴候(ひざや腰を曲げた状態からしっかり伸ばすことができない)などの症状があります(新生児や乳児にはみられないことが多いです)。

治療法

無菌性髄膜炎に対する治療方法はありません。
症状に合わせた薬を服用します。

嘔吐がひどい場合には点滴で栄養を摂取するようにし、頭痛には頭痛薬を使用します。

細菌性髄膜炎(化膿性髄膜炎)

症状

細菌性髄膜炎は新生児では大腸菌やリステリアなどの細菌、乳幼児ではインフルエンザ菌b型などの感染が原因となって起こり、風邪のような症状から始まりますが、無菌性髄膜炎の症状とは違いひどい頭痛や嘔吐、発熱があり、命にも関わる病気です。

症状が悪化すると、けいれんや意識障害(錯覚や幻覚をみる等)がみられ、脳梗塞や脳神経症状を引き起こすこともあります。
この場合、知能の低下等の後遺症が残ることが多いです。

治療法

原因となった細菌を想定・判明し、それに合った抗生物質を使用します。
(原因菌が判明するまでは、原因菌を想定して治療を行っていきます。)

後遺症について

脳を覆っている膜が炎症を起こすのですから、心配なのは後遺症です。

無菌性髄膜炎が早期治療でほとんど後遺症が残らないのに対し、細菌性髄膜炎は後遺症が残るので心配です。
後遺症には難聴・まひ・てんかん・水頭症などがあります。

髄膜炎の診断方法

髄膜炎の検査は、細菌感染の場合は髄液に変化がみられるため、髄液を採取してその数値を調べます。

背中に注射をして髄液を採取します(腰椎穿刺)。
髄液の細胞数や髄液糖の数値を調べて判定します。

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